個人05

あこがれのマイホームを買う前に

背景
 研究職に就いている山下さんは今年36歳。主婦である奥様と昨年生まれたご長男との3人暮らしです。お子様も生まれたことで、念願の夢でもあった高層マンションの購入を具体的に検討し始めました。
 山下さんは次男で、ご実家を継いだり2世帯で住宅を構えたりする予定も今のところありません。お子様は3年以内にもう一人くらい…と考えています。教育に関しては、基本はお子様に好きなようにさせてあげたいというご希望があります。小・中学校以外は私立に通えるように準備しておきたいとお話くださいました。

ご不安
 住宅ローンが払いきれなくて、家を手放した…という話を耳にしたことがある山下さんは、将来二人目のお子様に恵まれた後も、教育費を払いながら住宅ローンを払い続けることが出来るのかどうかをとても気にされています。5800万円の物件は自分には大きすぎるのではないだろうかという思いもあります。

アドバイス
1.現状確認と将来の予測・ご希望のヒアリング

山下さんの年収
1200万円
現在の年間家賃
180万円
年間生活費
310万円
年間貯蓄額
350万円(内120万円は投資信託へ)
現在の資産
2200万円(内500万円は投資信託)

 ご相談者様に現在考えているローンの組み方を伺ってみると、1300万円を頭金とし、4500万円を25年で返済する予定となります。現在の金利(変動)だと約月16万円、管理費等が月3万円で住宅に関する支出は年間228万円、現在より48万円上昇しそうです。
 住宅ローンの返済(若干の金利の上昇分を含めた形で)、また第2子が来年ご誕生した場合の教育費(高校以降私立との条件で)を加味した上でのシミュレーションと資産残高の推移を見てみましょう。

著者ご紹介

生命保険・資産運用を専門とするファイナンシャルプランナー。
外資系生保、生損保総合代理店を経て、現在FP事務所に所属。個人・法人の保険や運用について中立公平な視点からのアドバイスや、ライフプラン全般に関するセミナーを行っている。

主担当者コメント
 お子様が高校に通われるまでは、高いペースで貯蓄が出来ると思われます。教育資金の確保をしつつ、住宅ローンの繰上げ返済も無理の無い範囲でまめに行えばトータルの返済額を抑えることと、老後の生活費としてより大きな資産形成が可能になり、余裕が出てくると思います。

保険FPからのコメント
 住宅ローンの借入可能額の目安は「(手取月収×30%)÷100万あたり返済額×100万」です。
 現在の変動金利(約1.0%前後)と返済期間(25年)での100万あたり返済額は3,769円ですので、このケースでは約6,300万円となります。
 変動金利は固定金利に比べ低金利が最大のメリットですが、市場金利が上がってくるとローン金利も連動してあがってしまうのがデメリットです。通常、適用金利が変わっても5年間は返済月額が変わらないのですが、それ故に、金利が急激に上昇した場合には未払利息が生じてしまうという危険があり、この点にも注意が必要です。
 
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